2002年7月 - マーク付けノート

2002-07-09

俺は、div と云ふ「意味」のないブロック要素で取敢ず code を括るよりも、code を一つの項目と解釋してリストとして表現する方がベターだ、と思ふ。

或は、「code を div で括る」のは、「文法的」な發想であり、「意味」に基いた發想ではない、と俺は思ふ。

p の中にブロックを記述するために取り敢えず object で括る、ってのは構わないのだろうか。そういう object の方が余程 文法的意味のない マーク付けに思えるのだが。あれは宜しくないと思う。

というか、「div 要素には意味がない」という発想が解らない。div 要素は確かに特殊な意味は持たないと思うが、div としてマークアップすることには、「ブロック要素であることを示す」という極めて重要な意味がある。

一個の項目からなるリスト、という見方には別に問題ないと思うが、それは本質的には「全ての p を更に ul > li で括る」的な考え方と大差ない。そういうマーク付けを行ってしまうと、 ul という要素型の意味が非常に広義的(かつ曖昧)なものになってしまい、敢えて ul としてマーク付けすることの意義自体を失わせてしまいかねない。ul によるマーク付けも意味のあるなしで言えば div と大差ないと思う。

敢えて div でマーク付けするということには、そうやって他の要素型の意味を失わせないようにする、という意味もある。

この文書のステータス

URI
http://www.satoshii.org/markup/notes/2002/07
初版
2002-07-09
最終更新
2003-11-10
著者
石川哲志
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